塩の道 [街道]
浜松市天竜区船明(ふなぎら)に20年以上まえ、国鉄再建法により建設が中止された
幻の鉄道、佐久間線の橋脚を利用した5連の[夢の架け橋]は、[天竜相津花桃の里]と
伊砂のボートパークを結ぶ自転車通行可能な遊歩道です。
水窪(みさくぼ)町は静岡県の西北端に位置し、北は長野県と西は天龍川を
挟んで愛知県に接する、山に囲まれた広大な地域です。
長野県から南下する中央構造線が、街の北端の青崩峠を通り、翁川とほぼ
並行に走っていますが、これがかつての[塩の道]とよばれた
信州と遠州を結ぶ唯一の交通路でした。
この山間の過酷な自然環境下で、生活されてきた町内の多数の方々の
ご厚意により、収集された用品が[水窪町民俗資料館]に展示されています。
高根城(久頭合城)は、応永21年(1414)奥山金吾正定則ならびに諸士が
尹良(ゆきよし)親王を守護して、周智郡奥山に仮宮を設け
葛郷高根の城を築いたのが始まりと伝わっています。
元亀年間頃(1570~76)にかけて、武田氏が遠江侵攻戦を開始。
本城は、武田信玄、勝頼父子によって大改修され、国境を守る
橋頭堡とされたが、武田氏滅亡と共にその使命を終えました。
現在は本曲輪中心に、発掘調査の成果を元に、上屋敷構造物を含め復元整備されました。
2013-03-11 00:10
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コメント(9)
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同じ静岡県ですが水窪は行った事がないですね、浜松辺りまでは行くんですがちょっと
遠いような気がして躊躇します。
このような民族資料館があるんですね。
by 馬爺 (2013-03-11 16:01)
こんばんは、昨日はPM2.5の衣装をまとったスペシャル黄砂のご訪問で、霞のかかったような天気でした。
低画素のカメラでは、スッキリした写真が撮れず不完全燃焼気味の1日でした。
塩の道(国道152号線)を北上し、地図上で点線になっている所まで行きましたが、青崩峠手前で車道はなくなっていました。
長野県の上田市から静岡県の浜松市までの、国道152号線に未通箇所が2箇所あるそうです。
by yam (2013-03-11 22:13)
こんばんは^^
昨日はすごいことになっていましたね?(^^;
yamさんは大丈夫でしたか?
一枚目のお写真、手前の蕾に焦点が当たって橋がボンヤリとしているところが素敵ですね^^
真っ直ぐに続く長い橋になぜかすごく心惹かれるのです。
by Sizuku (2013-03-12 00:12)
ご多忙中いつもお寄りいただきありがとうございます。格調高き記事楽しみにしております。
by mwainfo (2013-03-13 10:14)
ご訪問ありがとうございます。
ご挨拶が遅くなり失礼いたしました。
素敵なブログに出会える事は、とても感激です。
これからも訪ねさせて頂きます。
by MILBON (2013-03-13 16:00)
資料館には懐かしい脱穀機や機織り機や稲穂のせんべつ機など私の実家にありました
懐かしいですね
by ゆっきん (2013-03-15 11:50)
中世の曲輪が再現されるのは珍しい、行ってみたいです。
by johncomeback (2013-03-15 22:05)
高根城は、水窪の町を見渡せる山の頂きにあります。
この日は、黄砂の飛来で視界が悪く、素晴らしい眺望をお見せ出来ないのが残念です。
by yam (2013-03-15 23:01)
「塩の道」の起点は、相良町(現:牧之原市)と言われています。来月の4月28日(日)には恒例の「さがら草競馬大会」が開催されますので、是非お立ち寄りください^^
by 風来鶏 (2013-03-17 20:15)