大井川下流付近 [遺跡・史跡]
静岡県島田市: 江戸時代には架橋禁止の大井川、明治になって架けられた
全長897mの蓬莱橋は農道に分類される木造橋、橋脚は鉄筋コンクリート。
歩行者や自転車等が通行可能、向こうから水戸黄門様御一行が現れそうです。
[箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川]でお馴染みの島田宿
川越遺跡は、当時の史跡として川会所の建物が修復・復元されています。
明治中期に操業開始をした化学工場の[北河製品所]のレトロな建物。
敷地内は立ち入り禁止ですが、大小4っの赤レンガ棟が見えます。
映画のロケ地としても使用され、静岡県の近代化産業遺産として指定。
三峰茶屋 [名所]
長野県小県郡長和町和田 : 長野県諏訪インターから美ヶ原まで続く
約76kmの観光道路の途中にある[三峰茶屋]、その店舗を通り抜けた
展望台の眼前に、車山・八ヶ岳・美ヶ原高原などの絶景が広がっています。
中山道最大の難所と言われた霧ヶ峰北西部の和田峠、険しい山中を通る道は
所々旧道やビーナスラインを横断(正しくは新しい道が横断)し、足を
踏み込むことが出来ますが、想像していたより細く冬期の積雪時(3m)、
峠を利用した旅人達は道を間違えずよく通行したものだと感心しました。
四谷の棚田 [里山・郷]
愛知県新城市四谷: 鞍掛山(標高883m)中腹からの湧き水を利用し、
棚田を取り囲む大代・大林・身平橋・田の口の4集落20数戸の方々が、
綺麗に積まれた石垣の棚田400枚余りを耕作し秋の実りを迎えます。
古くは700年前の鎌倉時代から作られたいたと言われ、昭和46年までは
1296枚あった棚田、先人達が残した偉大な財産を絶やす事なく、千枚田の
保存活動を通じ地域の活性化を図っています。 [日本の棚田百選にも選定]
木曽 馬籠宿 [宿場町]
岐阜県中津川市馬籠: 中山道69次43番目、木曽11宿の最も南側にある
宿場の[馬籠宿]、山の尾根伝いを開いた約600mに及ぶ石畳の坂道が続き、
昔ながらのお土産屋さんやお食事処が並んだお洒落で風情溢れる宿場町です。
文豪島崎藤村は馬籠宿本陣の末裔で、代表作である[夜明け前]の舞台です。
42番目の[妻籠宿]と共に中山道を代表する観光スポットで、世界各国から
沢山の旅人が訪れ人気のハイキングルートとなっている妻籠までの8.4km。
所々かなり急勾配の険しい道も有りますが、老若男女が健脚を試しています。
赤沢自然休養林 [山]
長野県木曽郡上松町: 平安時代から広く知られている木曽ヒノキ、各地で
城下町が繁栄するようになり、木曽の山々から大量に伐採され使われました。
その結果木曽の山々は荒れ木は激減、山を管理していた尾張藩は御触れをだし
厳しく取締った事により、自然に芽生えた木々が生い茂り木曽の山々は再生。
赤沢地域は、昭和44年に日本最初の[自然休養林]に指定され森林は保護。
昔、木材運搬に使われていた森林鉄道が復活し、小さなディーゼル機関車に
引かれたトロッコ客車が、赤沢美林の美しい渓流沿いの1.1kmをゆっくり
往復運行されており、樹木から発散される酸素や香りで心身共に心地よく、
森林浴効果でヒィトンチッドの素晴らしさを直に体験することが出来ました。