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旧本多忠次邸 [有形文化財]

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愛知県岡崎市欠町:  岡崎市から豊田市へ北上中、岡崎市東公園の入り口付近の


高台に、スパニッシュ風の洒落た洋館が建っており好奇心で立ち寄ってみました。


スパニッシュ様式を基調とした[旧本多忠次邸]は、東京世田谷の敷地内に本多氏


自身が昭和7年(36歳)の時に、綿密な調査のうえ建築基本設計を自分で手掛け


約1年掛かりで完成し、103歳まで暮らした住宅をここに移築復原したものです。



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本多忠次は、徳川家康の四天王の一人として名を馳せた、本多平八郎忠勝を始祖


とする旧岡崎藩主本多家の子孫で、忠次の父は本多家17代目の当主本多忠敬で


宮内省式部官・貴族院議員を歴任し、岡崎市の教育振興に貢献した人物です。


子爵本多忠敬の次男である忠次氏がオーダーメイドした家具や照明器具の数々、


ステンドグラスなど建築当時の時代性が認められ、国の登録有形文化財となった。



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外観は洋風ですが、洋室と和室を匠に取り入れた和洋折衷式を採用した建物は、


現在の住宅様式の先駆けともいえ、ハイセンスの異なる照明器具と窓にはめ込まれた


美しいステンドグラスから入る日差しが柔らく暖かい雰囲気を醸し出しています。



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