晩秋の赤沢宿 [建造物保存地区]
山梨県南巨摩郡早川町赤沢: 南アルプスの山懐に抱かれた日本一人口の少ない
町らしい早川町、早川沿いに上り山里を散策しようと勇んで行ってはみたものの、
恐らくリニア関係工事であろう大型ダンプカーが頻繁に行きかう為に赤沢に変更。
日蓮宗の総本山である身延山久遠寺と同じく霊山の七面山に参詣する客の
講中宿として栄えた赤沢集落、急斜面の土地に形成された町並みには、
石畳や多くの建造物が周囲の山々に溶け込み今も昔の姿を残しています。
平成5年に国の重要伝統的建造物保存地区として認定されました。
ねむの木村 [雑記]
静岡県掛川市上垂木:[障害をもつ子供達に教育の場を]という願いのもと、
1979年4月に開設した[宮城まり子学園長]の旅立ちから既に8ヶ月。
たまたま通りかかり立ち寄ってみたものの、4月から[ねむの木村]内にある
全ての施設は、新型コロナウィルス感染拡大防止の為にお休み中・・・・・・
綺麗に手入れはされているが、人っ子一人見かけることはなくひっそりと静まり返り、
乗客のいない路線バスとすれ違ったが、色づき始めた木々が季節の変化を告げていた。
佐久間湖周辺 [湖沼]
静岡県浜松市天竜区佐久間:天竜川本流の中流部を堰き止めて発電を目的に
建設された高さ155.5mの重力式コンクリートダムの[佐久間ダム]。
360億円の巨額な費用と350万人の労働力を費やし、僅か3年4ヶ月で
昭和31年(1956年)8月に完成し、電源開発が管理しています。
佐久間湖は、静岡県・愛知県・長野県にまたがる日本でも希少なダムで、
諏訪湖の4倍の貯水量を有した湖に、険しい山々と谷が入り組み、蛇行する
天竜川が水を湛え30km程続き、天竜奥三河国定公園に指定されている。
奥大井・井川 [渓谷]
静岡県静岡市葵区井川:天気予報では降水確率90%、外を見上げると北の
方向に所々青空が見え、雨を覚悟で大井川の上流での無謀な散策を決行。
空を気にしながら目的地の井川に到着、昭和32年(1957)に建設された
井川五郎ダムにより造られた周囲約10kmの人造湖周辺は、丁度見頃を迎え
湖面に映る紅葉と迫力満点の南アルプスとの調和が見事で曇天ながら大満足。
大井川上流にある井川ダムは、日本で最初の中空重力式で当時イタリアで盛んに
建設されていたということで、中部電力の社員を派遣し図面を入手参考にした。
直近にある大井川鐵道井川線は、静岡県北部の川根本町千頭駅から静岡市葵区の
井川まで走る山岳鉄道(南アルプスあぷとライン)で、日本一高い鉄道橋や急勾配の
区間を走ったり、日本でここにしか見ることの出来ない機関車が運行されています。
ダム建設用に敷かれたトロッコ用の廃線路遊歩道に整備されていました。