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木曽漆器の町 [建造物保存地区]


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長野県塩尻市木曽平沢:古くから木曽の良質な木材を活かした漆工芸が栄え、


江戸時代を通して中山道随一の木曽漆器の漆職人と工房の街[木曽平沢]。


通りに面した家屋は、主屋の裏に漆器の作業場がある[塗蔵]を持ち木曽平沢


独特の建物が並び、2006年に重要伝統的建造物群保存地区に指定された。



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幾重にも塗り込まれた木曽漆器、何代にも渡って受け継がれた伝統技法の


木曽春慶・木曽椎朱・塗り分け呂色塗は国の伝統的工芸品に指定されている。



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2021妻籠宿 [建造物保存地区]

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長野県木曽郡南木曽町:[妻籠宿]は江戸と京都を結ぶ中山道69次で42番目の宿場、


経済成長と共に全国の古い町並みが姿を消す中で、地域ぐるみで景観保全に取り組み


1976年に国の重要伝統的建造物群保存地区の最初の選定地の1つに選ばれました。



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江戸時代の風情を残した商家が立ち並び、所々の軒下にさり気なく


飾られた花が道を行き交う観光客を温かく迎えてくれます。



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花沢の里 [建造物保存地区]

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静岡県焼津市花沢 : 焼津市北方の谷間にある30戸余りの山間集落[花沢の里]。


旧東海道の西側にある集落は、傾斜地に頑丈な石垣を築いて敷地を造成し、石垣上に


農作業などで使われる附属家を建て、道路沿いに段々と立ち並ぶ独特の集落です。



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山間の谷地に形成された花沢集落は、江戸時代の主屋や附属家を保存しつつ、


明治時代以降の産業変化と共に建物を増改築し独自の景観が形成されました。


平成26年に静岡県で最初、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されました。



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晩秋の赤沢宿 [建造物保存地区]

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山梨県南巨摩郡早川町赤沢: 南アルプスの山懐に抱かれた日本一人口の少ない


町らしい早川町、早川沿いに上り山里を散策しようと勇んで行ってはみたものの、


恐らくリニア関係工事であろう大型ダンプカーが頻繁に行きかう為に赤沢に変更。




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日蓮宗の総本山である身延山久遠寺と同じく霊山の七面山に参詣する客の


講中宿として栄えた赤沢集落、急斜面の土地に形成された町並みには、


石畳や多くの建造物が周囲の山々に溶け込み今も昔の姿を残しています。


平成5年に国の重要伝統的建造物保存地区として認定されました。



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奈良井宿 [建造物保存地区]

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長野県塩尻市大字奈良井: 奈良井川上流に位置する[奈良井宿]は、中山道


69次で江戸から数えて34番目の宿場、標高900mの山間に佇む集落で、


中山道でも難所の1つの[鳥居峠]を控え、多くの旅人で栄えた宿場町です。



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奈良井宿は、明治時代に行われた道路改修で国道から除外された事によって、


当時の宿場の町並みが残り、[伝統的建造物群保存地区]に指定されました。



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高山陣屋と古い町並み [建造物保存地区]

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岐阜県高山市八軒町:[高山陣屋]は、当初飛騨高山藩主の金森氏が所有する


下屋敷でしたが、元禄5年(1692年)に金森氏は出羽国の上山に転封。


幕府が飛騨を直轄領とし江戸から派遣された代官・郡代の代官屋敷とした。


高山陣屋は、幕末に全国60数カ所有った代官・郡代所で唯一主要建物が現存。



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江戸から明治時代にかけて建てられた屋敷や民家が立ち並ぶ古い町並みには、


杉の葉を玉にした[酒ばやし]が下がった造り酒屋や黒い格子の町家など


昔ながらの風情があり、飛騨の小京都と呼ばれる人気観光地で、国内はもとより


海外からも多くの人が訪れ、国選定重要伝統的建造物群保存地区となっている。



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いろりの里・大平宿 [建造物保存地区]

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長野県飯田市上飯田: 江戸時代より、中山道と三州街道を最短で結ぶ


大平街道中間地点の大平高原(標高1150m)に点在した[大平宿]。


最盛期には戸数70を超える賑わいを見せていた集落も、鉄道や国道の


開通に伴い、人や物の流れが大きく変化し人口減少・衰退へと向う。


昭和35年には全盛期の半数以下に減少、昭和45年に住民の総意により


集団移住を決定し同年11月末廃村、250年の歴史に幕を下ろした。



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時の止まった小さな山村は、[いろりの里]として奇跡的に復活。


[宿泊することで古民家を守る]という目的のもと、南信州観光公社が


大平宿の指定管理業務を行っており宿泊が可能、撮影日は夏休中と


言うことも有り、家族連れがそれぞれの古民家で昔ながらの生活体験、


甲高い子供達の声が山間を駆け巡り、私自身幼少の記憶が蘇りました。



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講中宿の里 [建造物保存地区]

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山梨県南巨摩郡早川町赤沢: 南アルプスの南東端に位置する[赤沢宿]。


日蓮宗総本山身延山久遠寺から奥の院に登り、そこから赤沢に下り一泊し、


翌日七面山に参拝する客の[講中宿]と呼ばれる宿場施設や、参拝に関する


生業により繁栄した、標高500~600mの斜面に形成された集落です。



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今も講中宿の家屋郡と石畳が当時の面影を残し、往時の佇まいの集落を


歩いていると、旅人との交流から生まれ進化した里の息遣いが聞こえる。



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古い旅籠を改修し赤沢宿の様々な情報を発信している[宿の駅 清水屋]さん。


地域の特産品や工芸品を展示販売する休憩所にはカフェもあり、静かな古民家で


寛ぐ一時は、俗世間から隔離された値千金の至福の時間・・・・・


ピカピカに磨かれた床と、2階からの眺めは抜群でした。



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上条集落 [建造物保存地区]

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山梨県甲州市塩山: 甲州盆地を見下ろす高芝山の麓、下小田原の上条集落は、


江戸時代中期から昭和にかけて建てられた、日当たりや風通しを良くし


蚕を育成するために、屋根裏の中央部分をせり上げた[突き上げ屋根]の


古民家が多数現存する集落で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。



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多品種より大きいサイズの甲州百目柿(ころ柿)の生産が盛んな塩山地区。


一個ずつ丁寧に皮を剥き吊るし柿にし、表面が乾燥したら手揉みし水分を抜きます。


更に乾燥させ吊るし干しから天日干しにし、太陽の光で乾燥させます。


収穫から干し柿になるまで一ヶ月半を要し、上品な甘さの干し柿となります。



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うだつの町並み [建造物保存地区]

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 岐阜県美濃市泉町、江戸時代の商人の町で、屋根の両端を一段高くし火災の
 
類焼を防ぐために造られた防火壁が多く残り、今も古い佇まいを見る事が出来ます。
 
 
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 旧今井家は、江戸時代中期(18世紀末)に建てられた市内最大規模の
 
商家で、最も古いうだつ軒飾りの形式を持つ住宅です。
 
間口12間(約22m)・奥行き8間(約4.5m)・建坪96坪(316.8㎡)の
 
和紙問屋で、往時の繁栄を今に残しています。
 
 
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大平(おおだいら)宿 [建造物保存地区]

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 長野県飯田市に嘗て存在した宿場の[大平(おおだいら)宿]、江戸期に飯田藩により建設された
 
[大平(おおだいら)街道]の宿場で、現飯田市に鎮座する元善光寺の参拝客などで賑わっていた。
 
当時は木曾谷の妻籠宿と伊那を結ぶ最短街道でしたが、新しい道路の整備に伴い段々と衰退し
 
昭和45年(1970年)全世帯移転を決断し、昔の面影を残したまま廃村となりました。
 
 
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 大平宿には約20軒余りの古民家が現存していますが、電気と水道は今も使用可能・・・・
 
協力費を添えて申しこめば古民家を貸しきることだ出来、完全自炊による宿泊もOK。
 
この様に[宿泊をすることにより建物を守っている]、特徴のある廃村です。
 
 
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内子座と町並み [建造物保存地区]

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 愛媛県喜多郡内子町は、江戸時代から明治・大正時代にかけて、木蠟や和紙と生糸等の生産で栄え、
 
白漆喰の大壁や海鼠壁、虫籠窓(むしごまど)・懸魚(けぎょ)等、伝統的な特徴の町家が立ち並び
 
当時の面影を今も偲ばせていると共に、古民家を活用した新感覚の店も営業しています。
 
 
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 上芳我(かみはが)家は、本家の本芳我家から文久元年(1861)に分家した家です。
 
本芳我家初代の娘満智(まち)は、家督の3分の1を相続してこの土地に出店別宅を構えました。
 
その後上芳我家2代目の弥衛美(やえみ)の時代に、元の建物を移動解体し現住宅が建造されました。
 
 
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 本芳我家(下)
 
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 内子座は、木蠟や生糸・和紙の生産で栄えた時代の、大正5年(1916)に創建された木造2階建の
 
瓦葺き入母屋造りで、老朽化の為に取り壊しになるところ、町民の熱意で復元され
 
昭和60年に劇場として再スタートし、現在は年間60日ほど活用されています。
 
 
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 内子町指定有形民俗文化財の[河内(かわうち)の屋根付き橋]は、田丸橋といい
 
全長12m幅2mの、杉皮で葺いた屋根付き橋です。
 
地元大工さんの工夫で、橋桁を両岸から斜めに渡した木材で支え、橋脚を省いた構造で
 
橋脚に流木が絡まないようなせっけいで、河川を跨ぐ姿になっています。
 
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岩村の町家 [建造物保存地区]

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 岐阜県恵那市岩村町、源頼朝の時代より明治維新まで700余年の歴史を有する岩村城ですが、
 
近世の城下町が形成されたのは、江戸時代の初め松平家乗が入城してからの事です。
 
平成10年4月17日には、[重要伝統的建造物群保存地区]に指定されました。
 
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勝川家は、江戸時代の初めの屋号を[松屋]といい、材木や年貢米を扱う藩内でも有数の商家でした。
 
各地にある[松屋山]と呼ばれる、勝川家所有の山林より伐り出された銘木を保管する木蔵が有り、
 
たいそう繁盛した、城下町商家の姿を今につたえています。
 
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[土佐屋]は、今から260年前に染物業を営んでいた商家で、建物は平成8年より
 
復元工事が行われ、平成11年に[工芸の館]としてオープンしました。
 
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 [木村家]は、江戸時代中期から末期に栄えた問屋(後に御用達職を兼ねる)で、
 
先祖は三河国挙母藩(現豊田市)の藩士出身でした。
 
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