桶ヶ谷沼のトンボ [湖沼]
静岡県磐田市岩井: 磐田市の北東部に位置する[桶ヶ谷沼]、面積7.43ha・
周囲1.7kmの沼は豊かな自然が残り、日本で確認されたトンボの約200種類
の三分の一、71種類の生息が確認された全国でも有数の[トンボの楽園]です。
絶滅危惧種に指定されている[ベッコウトンボ]を始め、多くの野鳥や水生植物の
宝庫である[桶ヶ谷沼]、湿地保全と自然保護意識の啓発を図る目的で設置された
[ビジターセンター]は、自然環境保護や自然体験学習等の拠点となっています。
若い個体ベッコウトンボ 成熟個体のベッコウトンボ
羽化したばかりのベッコウトンボ
佐久間湖周辺 [湖沼]
静岡県浜松市天竜区佐久間:天竜川本流の中流部を堰き止めて発電を目的に
建設された高さ155.5mの重力式コンクリートダムの[佐久間ダム]。
360億円の巨額な費用と350万人の労働力を費やし、僅か3年4ヶ月で
昭和31年(1956年)8月に完成し、電源開発が管理しています。
佐久間湖は、静岡県・愛知県・長野県にまたがる日本でも希少なダムで、
諏訪湖の4倍の貯水量を有した湖に、険しい山々と谷が入り組み、蛇行する
天竜川が水を湛え30km程続き、天竜奥三河国定公園に指定されている。
段戸湖(だんどこ) [湖沼]
愛知県北設楽郡設楽町田峯裏谷、段戸裏谷原生林を背にする2ヘクタールの湖は、
静かに水をたたえて四季折々の木々の美しを湖面に映し込み、溢れる森の香りは
日常溜め込んだストレスから、優しく解き放ってくれます。
野池をトラウト管理釣り場とした段戸湖は、泥砂の堆積が進み貯水池としての
機能は半減していますが、遠浅の環境が作り出されフライマンにとっては好都合、
たくさんの玄人釣り人が訪れ美しい魚体を手にしていました。
愛知県内最大級の規模を誇る[きららの森]は、樹齢200年を越える
古木が林立し、モミやツガなどの常緑針葉樹とブナやミズナラなどの
落葉広葉樹が混在する天然林が広がり、大自然を充分に満喫できます。
野守(のもり)の池 [湖沼]
静岡県島田市川根町家山、南アルプスを源流とする[大井川]の蛇行部分が切り離された
河跡湖の[野守(のもり)の池]には、今からおよそ700年前の悲しい伝説があります。
京の寺で修行していた名僧[疎石]と、その僧侶に心を奪われた遊女[野守太夫]が、
疎石の後を追ってこの地に辿り着きましたが、願い叶わず鯉に身を変えこの池に
消えたという悲恋物語、その太夫の名前がこの池の名の由来だそうです。
[長尾川水路橋]は、昭和19年(1944年)に完成した大井川発電所から野脇発電所
までの間にある、長尾川に架かったアーチ型のコンクリート製の姿の美しい水路橋です。