東海道三大関所の一つ[気賀(きが)の関所]は、静岡県浜松市北区細江町気賀
に所在し、慶長6年(1601年)に徳川家康によって創設されたといわれている。
関所の目的は[入り鉄砲に出女(でおんな)]と言われたように
鉄砲が江戸に持ち込まれることや、人質として江戸に住まわせていた
大名の妻子などが国元へ逃げ帰るのを監視するのが主要な任務でした。
平成元年(1989年)に現存する資料をもとに元の場所から
600m離れたこの場所に再現したものである。
東側の冠木門(かぶきもん)
本番所と中の間、上の間
牢屋の在る向番所(むかいばんしょ)と遠見番所(とうみばんしょ)、西側の門
細江町を東から西に横断していた街道を、東海道本坂越または、
本坂街道・姫街道とよばれていた。
資料館内部には、当時の駕篭や姫様道中の版画、宿札、手形など
関所や宿場に関連した資料が展示されている。