毎年5月3日から5日まで3日間開催される[浜松祭り]、昼間は凧揚げ合戦、
夜間は御殿屋台の引き回しによる市民の祭りです。
浜松では昔から長男の誕生を祝って、最初に迎える端午の節句に
凧を揚げる風習があり、時代と共に形を変え一家に初めて
子供が生まれると町を挙げて祝福する[初子の祝い]として
現在に引き継がれています。
浜松まつり会館
会館内の大凧展示室では凧合戦の模様を音と映像でリアルに再現しています。
かつては[男のまつり]として知られた浜松まつりですが、女性の参加が
増すと共に変化が表われ、規定で定められている膝上20cmの
法被を着用し、法被の下に襦袢を重ね着する
[江戸の神興スタイル]が目立つようになりました。
[御殿屋台]と呼ばれるほど華麗で豪華な浜松まつりの屋台は
ケヤキとヒノキを材料とした白木造りが中心で
木肌の美しさをそのまま見せるところに特徴があり、
釘は一切使用せず、木組みによるという
伝統の技法で造られています。