江戸時代、幕府が近郷集落の助郷に命じ、東海道金谷宿と日坂宿との間にある金谷峠

の坂道を、旅人達が歩きやすいように山石を敷並べたものと言われています。

近年僅か30mを残す以外は、全てコンクリート舗装されていましたが、平成3年に町民

約600名の参加を得て実施された[平成の道普請]で延長され、430mが復元されました。

      

石畳の上り口にある[鶏頭塚]の裏に位置する[庚申堂]は、江戸時代の大盗人

日本左衛門が、ここを夜働きの着替え場所としていたと言われています。

坂道の途中の[すべらず地蔵尊]は、平成3年の町おこしの際に、滑りやすい金谷坂の

すべらない守りとして、町民の手による木彫り双身のお地蔵様を祀り安置しました。

毎年受験シーズンになると、多くの受験生が訪れます。

      

お茶の郷博物館

[お茶の郷]は平成10年4月に、旧金谷町がお茶に関する様々な

情報発信の拠点として建設しました。

世界中のお茶について楽しく学べる博物館で、国内外から

収集したお茶や茶器等が多数展示されています。

博物館の裏手にある茶室や、京都伏見奉行屋敷の[鎖の間]

等は細部にわたり忠実に復元しています。

      

          

静岡県の中部を南北に走る大井川鐵道は、名鉄グループの私鉄で

大井川本線と井川線(南アルプスアプトライン)を有し、1976年(昭和51年)に日本で

初めて蒸気機関車の動態保存を始めた鉄道で、現在でもほぼ毎日運転されています。