豊橋市石巻の弓張山系にある、標高358mの石巻山山頂部は、石灰岩からできています。

石灰岩は太古の暖かい海で、サンゴなどの生物や海水中の石灰分がもととなった岩石で

山腹では、チャートや海底火山の噴出物からなる緑色岩が見られます。

      

奥の院・このしろ池

昔、雨乞いをする為に山に登った村人達が、この岩の前で大きな白蛇に出会い

「神の使いです。私を神として祀れば、水の枯れない泉を授けよう」と言われ

村人達は、岩の下に祠を建てると、岩の隙間から水が湧き出しました。

この水は霊水として大切にされ、決して枯れることはないと言われています。

不思議なことに、カエルの置物の周囲の穴から湧き出す水音が、まるで

カエルの鳴き声のように聞こえてきます。

  

     

石巻神社の創祀年代は、孝安天皇の頃とも推古天皇の頃とも言われるが不詳で

祭神は大己貴命(おおむなちのみこと)

     

嵩山(すせ)の蛇穴は、天然の石灰岩洞窟を利用して営なわれた岩陰住居遺跡です。

入口の高さは1.3m幅7.5mで、70m程奥まで入ることが出来ます。

4回の発掘調査で、入口付近の堆積土から、縄文時代草創期(約1万年前)の

土器をはじめ、獣の骨など数多くの遺物が発見され、また炉跡と

考えられる、火を焚いた跡も確認されました。

     

     

姫街道(本坂通)は、静岡県磐田の見附から、愛知県の御油までの

60kmですが、今ではほとんどが広い一般道になっています。