早いもので2013年も残すところ後数日、皆様方の暖かいコメントやNiceに支えられ
 
継続す事が出来ました。本当に有難う御座いました。
 
今年最終記事となりますが、新たな年も引き続き宜しくお願いします。
 
 
 
 静岡県湖西市新居町に所在する[新居関所」は、江戸時代には[今切関所]といわれ
 
江戸防衛を目的として、慶長5年(1600)に設置されました。
 
当初は浜名湖の、今切口に近い位置に有りましたが、元禄12年(1699)・宝永4年(1707)と
 
度重なる災害により、7年間に西北方向に2度移転しました。
 
現存の関所建物は安政2年(1855)から、5年かけて建て替えられたものです。
 
 
 
 
            
 
 
 関所西番所は、東海道を往来する旅人を取り調べる、関所役人が控えていた建物です。
 
 嘉永7年(1854)の地震で倒壊した為、安政2年(1854)に再建されました。
 
明治2年の関所廃止後、明治6年から大正5年まで小学校として、その後昭和26年まで
 
新居町役場庁舎として使用され、全国で唯一現存する関所建物として
 
昭和37年に国の特別史跡に指定され、大切に保存し公開されています。
 
 
 
 
      
 
 
[旅籠紀伊国屋]が、新居宿で営業を始めた時期は、定かでは有りませんが、
 
元禄16年(1703)に、徳川御三家の1つ紀州藩の御用宿となっており、
 
正徳6年(1716)に、紀伊国屋の屋号を掲げました。
 
昭和30年代に廃業するまで、約250年間に渡り旅館業を続けました。
 
明治7年(1874)の大火により焼失、2階建てに建て替えられました。