愛知県蒲郡市竹島町:[蒲郡クラシックホテル]は明治45年(1912年)、


名古屋の織物商[滝 信四郎]が常盤館を開業、昭和9年(1934年)に


蒲郡ホテルとして、竹島を見下ろす高台に完成した天守閣風のホテルです。


創業から100年以上の歴史を誇る、近代化産業遺産認定の由緒あるホテルです。


開業時の[常磐館]には、菊池寛・川端康成・志賀直哉・三島由紀夫といった


錚々たる文豪達が宿泊、蒲郡の海や素朴な竹島の姿を眺めながら執筆した事でしょう。






    





文人達に愛された[常磐館]は、建物の老朽化と世相の変化に対応する事が


出来なくなり廃業、残念なことに昭和57年に取り壊しとなりました。


市民の[常磐館]への強い想いにより、常磐館とほぼ同時期に建てられた


市内中央本町にあった[岡本医院]の建物が模倣復元され、常磐文化継承の


ため[海辺の文学記念館]として、蒲郡ゆかりの文学作品を紹介しています。