浜松市西区舞阪町の[舞阪宿]は江戸から30番目の東海道の宿場で

東西交通を結ぶ[今切渡し]の渡船場でした。

天保9年(1838)建築とされる脇本陣[茗荷屋]は平常は旅篭屋ですが

大名の供が多いときには本陣を補いました。

唐破風柿葺屋根(からはふ こけらぶきやね)は江戸時代

本陣と名の付くものだけに許された屋根付き玄関

                  

[上段の間]は位の高い人が宿泊されるとき使う部屋で畳が重ねあわされており

縁の下から槍で突かれても致命傷にならない構造になっています。

江戸幕府が慶長9年(1604)に東海道等の街道に松や杉を植えさせた

時から現在まで続く松並木と舞阪宿北雁木(がんげ)常夜燈