愛知県犬山市内山の[博物館明治村]が開村したのは、昭和40年(1965)年3月18日、

日本全国の解体されていく建造物の中から、価値あるものを移築復元し公開しました。

開村当時は、建物や電車等の施設物が15件でしたが、

現在では67件に達し、敷地面積も2倍近くの100万㎡に拡大しました。

明治村正門は、高等学校令により名古屋に開校した[第8高等学校]正門で

明治42年(1909)に建造された、明治期の代表的な様式門です。

     

大井牛肉店

慶応3年(1867)神戸が開港し、たくさんの外国船が寄港、外国人居留地には

外国人の住宅が次々と建築され、その外国人相手に岸田伊之助が

明治20年(1867)頃、牛肉販売と牛鍋の店として建てた洋風の建物

聖 ヨハネ教会堂    旧所在地は京都市下京区河原町通五條

明治6年(1873)、鎖国以来二百数十年続いたキリスト教の禁止令が解かれ

各地に教会堂が建造されました。

この聖ヨハネ教会堂は、明治40年(1907)に建てられたプロテスタントの教会です。

     

学習院長官舎

明治42年(1909)に建てられた、洋館と和館を繋ぎ合わせた形の官舎で

当時の学習院長は、陸軍大将[乃木希典]で、第10代目にあたります。

西郷從道邸    旧所在地は東京都目黒区上目黒

明治10年代(1877~1886)の初め、西郷隆盛の弟西郷從道が

接客用に東京上目黒の自邸内に建てたものです。

     

森鴎外・夏目漱石旧宅     旧所在地  東京都文京区千駄木町

明治20年(1887)頃、医学士中島襄吉の新居として建てられたものですが、

空家であったものを、明治23年森鴎外が借家し1年余り過ごしました。

その後、明治36年(1903)から明治39年までは、夏目漱石が借りていました。

漱石はここで[吾輩は猫である]を発表し文壇に名を高めました。

       

三重県庁舎      旧所在地  三重県津市栄町

明治9年(1876)県令岩村定高によって計画され、3年後の明治12年に

完成した間口54mに及ぶおおきな木造建造物です。

        

余りにもたくさんの建造物の為に1度で紹介出来ません。

次回引き続き掲載致します。