浜松市天竜区船明(ふなぎら)に20年以上まえ、国鉄再建法により建設が中止された

幻の鉄道、佐久間線の橋脚を利用した5連の[夢の架け橋]は、[天竜相津花桃の里]と

伊砂のボートパークを結ぶ自転車通行可能な遊歩道です。

     

     

水窪(みさくぼ)町は静岡県の西北端に位置し、北は長野県と西は天龍川を

挟んで愛知県に接する、山に囲まれた広大な地域です。

長野県から南下する中央構造線が、街の北端の青崩峠を通り、翁川とほぼ

並行に走っていますが、これがかつての[塩の道]とよばれた

信州と遠州を結ぶ唯一の交通路でした。

この山間の過酷な自然環境下で、生活されてきた町内の多数の方々の

ご厚意により、収集された用品が[水窪町民俗資料館]に展示されています。

     

     

高根城(久頭合城)は、応永21年(1414)奥山金吾正定則ならびに諸士が

尹良(ゆきよし)親王を守護して、周智郡奥山に仮宮を設け

葛郷高根の城を築いたのが始まりと伝わっています。

元亀年間頃(1570~76)にかけて、武田氏が遠江侵攻戦を開始。

本城は、武田信玄、勝頼父子によって大改修され、国境を守る

橋頭堡とされたが、武田氏滅亡と共にその使命を終えました。

現在は本曲輪中心に、発掘調査の成果を元に、上屋敷構造物を含め復元整備されました。