長野県飯田市の名山、風越山(ふうえつざん)の麓、上飯田の大平街道から少し入った所にある
 
[猿庫の泉(さるくらのいずみ)]は、昔から茶の湯に適する事で知られ、市民はもとより、
 
ここを訪れる多くの人々に親しまれており、地域の方々の手で大切に守られています。
 
 
 
 
        
 
 
 
 江戸時代、茶に最適の水を求めて、諸国を訪ね歩いた茶道の大家[不蔵庵龍渓宗匠]が、
 
天竜川下流の水の美味さに引かれ、その源流を訪ねて天竜川に注ぐ松川の渓谷に入り、
 
その支流の中の1つから、湧き出る泉を探し当てたとされています。
 
 
         
 
         
 
 
 静寂な檜林に溶け込んだ茶室や東家と、こだまする[ししおどし]に、日常の喧騒を忘れる事ができます。