静岡県牧之原市片浜・・・相良は江戸時代より城下町として栄え、田沼意次の
 
城があったことでも名が知れています。
 
慶長2年(1597)柴田勝家の家臣、越前(福井県)丸岡城家老[大鐘籐八郎貞綱]が
 
遠州相良に移住、江戸初期には旗本3千石の格式を持ち、18世紀初めに
 
大庄屋となり、大鐘家の館を築き上げました。
 
 
 
 
 
        
 
 
 
 
 黒松の太い梁が何双にも組まれた重圧感のある主屋は、18世紀初頭の建立で切妻造り、
 
明治以前は茅葺き屋根だったそうですが現在は瓦葺き、建坪160坪(528㎡)
 
部屋数は15室、現当主(23代目)の住居として使用されています。
 
季節毎に行事が催され丁度[あじさい祭り]の真っ最中、屋内には地元の
 
作家による木彫りの作品も展示されていました。