静岡県磐田市上野部の静寂な田園地帯の一角に、江戸初期(約365年前)に建てられた

豪農の家を大規模な増改築を繰り返し、つい最近まで住まいとして使用していたものを、

大々的に改築し、2008年1月に浜名梱包輸送シルクロード・ミュージアムとしてオープン。

企業としての社会貢献の一つとして、鈴木鐡男会長のコレクションを一般公開しています。

    

1階の展示スペースには、日本の人間国宝クラスの陶芸家や

ガラス工芸作家の作品が多数展示されています。

     

     

     

2階はシルクロード美術の展示として、異国情緒豊かな作品が所狭しと並び

その生き生きとした展示品は、いくら見ても見飽きることは有りません。

この仏陀像(左)は、頭光・左肩・胸から下が欠損していますが、ガンダーラ彫刻

特有の緑灰色片岩で彫刻されています。

仏陀は悟りを開いた人、菩薩は悟りを開く為に修業している者として

区別され、左手に水瓶を持っている弥勒菩薩像

          

帝釈天の楽園に、住みついていた誘惑的な水の精、アプサラ

          

    

展示スペースは、1・2階共に古民家造りの畳敷きに木の廊下で、過去の大地震にも耐えた

強固な構造の建物と、歴史的な美術品を同時に堪能できるミュージアムです。