山梨県西八代郡三郷町市川大門は、甲斐源氏発祥の地として知られています。

[ひらしお源氏の館]は、この平塩の岡に、正倉院で知られる校倉風を取り入れた外観で、

日本伝統の木造建築の、技術を生かした美しい建物の施設が建っています。

メインポールには、百年杉をそのまま使用し、木の力強さを表現しています。

       

       

    

山梨県南アルプス市西南湖に所在する[安藤家住宅]は、甲府盆地南西部の釜無川と

滝沢川に挟まれた、水田地帯に位置し、国の重要文化財に指定されています。

安藤家の先祖は、武田氏の家臣と言われ、かつては小尾の姓を名乗っていました。

武田氏滅亡後は、一時徳川家に仕えた後、現在の甲府市に帰農して、

母方の安藤の姓を名乗り、宝永5年(1708)に現在の地に居住しました。

江戸中期以降は、西南湖村の名主を努めた旧家で高田新田を治めていました。