長野県駒ヶ根市赤穂の、宝積山光前寺には昔から[霊犬早太郎]の伝説が伝えられています。
 
今よりおよそ700年程前光前寺には 、早太郎という強い山犬が飼われていました。
 
その頃遠州府中(現 静岡県磐田市)見附天神では、毎年祭りの夜に1人の子女を
 
人身御供として神前に供えるという悲しい習わしが続いていました。
 
この子女を拐う怪物が、信州の早太郎を恐れていることを知り、光前寺より借り受け子女の
 
身代わりとなった早太郎の力により、怪物(老ヒヒ)は退治され村の災難はなくなりました。
 
以後、早太郎は不動明王の化身で、除難・厄除けの霊犬とされ、信仰をあつめました。
 
 
                 
 
 
                 
 
 
 
                 
 
開祖本聖上人は、比叡山にて研学修業後、この地に寺を開き、以来1100余年の
 
長い歳月を歴て、南信州随一の祈願霊場として広い信仰を集めています。
 
長野県宝の三重の塔は、南信州唯一の三重で、高さ17mの均整のとれた美しい塔です。