静岡県牧之原市の富士山静岡空港に隣接する古刹[龍門山 石雲院]は、今から
 
およそ五百数十年まえ、康正元年(1455年)崇芝性岱禅師により開かれた寺で、
 
開山にあたり勝間田城主が寺領を寄進し、以後は今川・武田・徳川の庇護をうけ
 
御朱印地153石を拝領する越格の名刹です。
 
過去に3度の火災にあい総門を残し焼失しましたが、復興し現在に至っています。
 
 
 
 
 
 
朱塗りの門と白い築地塀が、周囲の森の緑に映える総門は、間口4.23m
 
高さ3.3mの観音開きで、正面上部には江戸時代の禅僧[月舟宗胡]の
 
筆による[大圓覚]の額が掛かり威厳を誇っています。
 
 
                  
 
 
 
 
 八脚の山門は火災により焼失しましたが、地元名主 板倉六郎左衛門により
 
嘉永年間に再建されたもので、日光陽明門を参考に建造されたと言われています。