長野県北安曇郡小谷村: [千国街道]は、岩塩の無い日本で海で採れた塩を


内陸に運ぶため信州で最も代表的な街道で[塩の道]といい、各地に無数


有りますが、新潟県糸魚川から長野県松本まで(約130km)の旧道です。






       






かつて千国街道沿いには、物資運搬の牛方と牛が宿泊した何軒もの[牛方宿]が


ありましたが、明治20年頃に国道の開通と共にその役目を終え姿を消しました。


この栂池高原沓掛の旧千國家住宅の[牛方宿]のみが唯一現存しています。






   



       





この[塩蔵]は、牛方宿と共に千国街道に現存する建物で、街道の信州側の


入り口の大綱にあったものを、平成19年にここに移築復元したもので、


建築年代は不明ですが、幕末に建てられた物と考えれれています。