静岡県磐田市豊田町の天竜川そばにある行徳寺の熊野(ゆや)の長ふじは

花房が1m以上にも伸び、薄紫色の美しい花を付ける事で知られ、

平安時代末期、熊野御前(ゆやごぜん)が植えたとの伝承がある。

熊野御前(ゆやごぜん)は池田荘の庄司、藤原重徳の娘として生まれ

教養豊かな美しい女性であったことから[女性の手本]でした。

当時、遠江国司だった平宗盛に見初められ都に上がり

大変寵愛されました。

今から800年の昔、延久元年に創建された行徳寺の境内には

熊野(ゆや)が愛した藤の木が植えられています。

[いかにせん 都の春も惜しけれど 慣れし東の花や 散るらん]

国指定天然記念物(1本)

樹齢:850年(推定)  根回り:2.9m   樹高:2.5m

花房の長さ:最長1.5m

他の5本は樹齢300年(推定)で県指定天然記念物ですがどれも

見事なものばかりでした。

          

             

県指定史跡・米塚古墳群(米塚1号墳)

墳形:円墳   

規模:基底径40m

墳丘高さ:6m