静岡県磐田市中泉に所在する[府八幡宮]は、天武天皇(673~686)の曽孫、

桜井王が天平年間(727~748年)に、遠江の国の国司として着任した時、

国府の庁内に勧請されたのが始めであると伝えられています。

     

楼門は徳川三大将軍家光の時代、寛永12年(1635)に建造され

現在は県指定文化財で屋根はこけら葺きです。

明治元年(1868年)に廃止された神宮寺の築地塀も1部残っています。

     

桶ヶ谷沼(左)と鶴ヶ池(右)

桶ヶ谷沼は、平地性淡水沼でトンボの種類の多い事で全国的に有名です。

鶴ヶ池は、桶ヶ谷沼と森を挟んで隣接し、ジュンサイやオニバス等

水性植物が多く、その昔 源頼朝が兄朝長の菩薩を弔う為に

黄金の札を付けた鶴を放った事が名の由来とされています。