静岡県磐田市壱貫地に所在する[花咲乃庄]は、現存する建造物7件全てが、
平成20年3月7日、国の有形文化財として登録されました。
大箸家は江戸の終わり頃、磐田市壱貫地で造り酒屋を営み、当主大箸藤次郎は
天保初年に家督を継ぎ、嘉永2年には庄屋を勤めました。
現在の当主は藤次郎の孫、大箸晴康氏で、この貴重な屋敷を整備し、多くの人が
[故人の智恵に学び、自らの花を咲かせる発展の基礎となること]
を願い、ここを花咲乃庄と名付け、一般公開しました。
2階の多目的ギャラリーでは、季節の催し物やイベント又展示会が開催されています。
大箸酒造は江戸末期天保の時代から、昭和40年頃まで続き
[男山][錦鷹][鷹政宗][福泉]など数々の銘酒を造りました。