愛知県北設楽郡豊根村の熊谷氏宅は、天竜川支流大入川の中流部の山間に位置する。
 
この場所は遠江の佐久間から大入川沿いに上がって津具ー根羽ー金城から
 
新野に向かう中馬街道の脇道として、重要な道番所でした。
 
        
 
 
 
 
熊谷家はかつて造り酒屋を営むと共に、山間部庄屋を務め現在20代目を
 
継承している古い家柄です。
 
建造年代を推測する資料としては、寛保4年(1744)以降の祈祷札が残っており、
 
建築年代は18世紀前半であろうと推測されています。