静岡県御前崎市佐倉:[池宮神社]の歴史は古く敏達天皇13年6月(584年)、


瀬織津媛命(せおりつひめのみこと)が桜ヶ池に出現され、それを縁起に創建。


後は栄枯盛衰が激しく、平安時代初めに衰退したが長保3年(1001)に再興、


室町時代には今川氏の崇敬を受けましたが、戦国時代に武田・徳川両氏の高天神城


争奪の地となり、社殿や神宝・旧記・古文書の大部分を焼失し、江戸時代に


徳川家の崇敬を受け地頭の祈願所となり、天文4年(1739)に拝殿を造営した。






     




秋の彼岸中日に行われる[お櫃納め]、昔比叡山の名僧皇円阿闍梨(こうえんあじゃり)


が、人々救済の教えを授ける為、自ら龍となって池の底に沈みました。


それを供養するため弟子の法然上人が、赤飯を詰めたお櫃を池の底に沈めたことが


由来で、以来800年以上続く、静岡県の無形民俗文化財です。