山梨県甲州市塩山: 甲州盆地を見下ろす高芝山の麓、下小田原の上条集落は、
江戸時代中期から昭和にかけて建てられた、日当たりや風通しを良くし
蚕を育成するために、屋根裏の中央部分をせり上げた[突き上げ屋根]の
古民家が多数現存する集落で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
多品種より大きいサイズの甲州百目柿(ころ柿)の生産が盛んな塩山地区。
一個ずつ丁寧に皮を剥き吊るし柿にし、表面が乾燥したら手揉みし水分を抜きます。
更に乾燥させ吊るし干しから天日干しにし、太陽の光で乾燥させます。
収穫から干し柿になるまで一ヶ月半を要し、上品な甘さの干し柿となります。