高山陣屋と古い町並み [建造物保存地区]
岐阜県高山市八軒町:[高山陣屋]は、当初飛騨高山藩主の金森氏が所有する
下屋敷でしたが、元禄5年(1692年)に金森氏は出羽国の上山に転封。
幕府が飛騨を直轄領とし江戸から派遣された代官・郡代の代官屋敷とした。
高山陣屋は、幕末に全国60数カ所有った代官・郡代所で唯一主要建物が現存。
江戸から明治時代にかけて建てられた屋敷や民家が立ち並ぶ古い町並みには、
杉の葉を玉にした[酒ばやし]が下がった造り酒屋や黒い格子の町家など
昔ながらの風情があり、飛騨の小京都と呼ばれる人気観光地で、国内はもとより
海外からも多くの人が訪れ、国選定重要伝統的建造物群保存地区となっている。