川売(かおれ)の梅まつり [里山・郷]
愛知県新城市海老川向:奥三河の登山終了後、川売(かおれ)の梅まつりに行きました。
毎年3月上旬から中旬が見頃となる新城市川売地区の梅園、11家の農家が南高梅を始め
7品種の梅約1500本を、昭和30年代頃から加工や出荷用として栽培しています。
山間の静かな里山は満開の時期には、観光梅園では見ることの出来ない
ホノボノとした、まるで桃源郷のような幻想的な風景と変わります。
黒地の柿の木 [里山・郷]
長野県下伊那郡根羽村黒地: 設楽町での軽登山の帰りに遠回りをして長野県南端の
根羽村に寄り道、その山里に立つ一本の老木の柿の木は、[黒地の柿の木]と呼ばれ
当たり年と裏年のある柿、今年はラッキーな事に当たり年で撓に実っていました。
この柿の木から100m程離れた所の四季桜も花を付けていました。
日本の原風景を残す山里、この美しい自然と人の息吹を何時までも残して
欲しいものです・・・・
笹間の茶園 [里山・郷]
静岡県島田市川根町笹間上: 大井川支流の清流笹間川に沿って美しい茶園に
囲まれた里山が点在する笹間、比較的に降水量の多い山間部は、寒暖差と湿気の
連携で霧が発生する環境と茶農家さんの丹精により美味しいお茶が生産される。
水はけの良い斜面の茶園で栽培されたお茶は、香り高く味の良い上品な渋みが
特徴で、長年に渡り培われた栽培と製茶技術により高級茶の地位を築いている。
梅の里 川売(かおれ) [里山・郷]
愛知県新城市海老字紙屋: 静かな山間の傾斜地、梅の木に囲まれるように農家が
点在する川売(かおれ)地区、11戸の農家が南高梅や鶯宿梅(おうしゅくばい)・
玉英など7品種約1500本を食用として丹精込めて植栽し収穫しています。
集落内を小川が流れ日本の原風景を今も残す川売は、平成22年に
[にほんの里100選]にも選ばれた長閑で美しい山里です。
美しき里山[黄柳野(つげの)] [里山・郷]
愛知県新城市黄柳野(つげの):強い朝日で起こされ、急遽ササユリを見に行こうと・・・
勇んで現地に到着したが時は既に遅し、日陰で1輪だけ健気に待っていてくれてました。
古くからツゲの自生地で、延喜年間にこの地から伊勢神宮に奉納されという郷を散策。
集落の間を澄んだ小川が流れ、先祖から受け継がれた山や田畑は濃い緑色で覆われ、
人々の息使いが聞こえ生活感が溢れ、心休まる風景を作り出している素敵な里山です。
黄柳野の[榧の木]は、全国で4番目の古木とか?、幹周り5.6m・樹高13・6m・
樹齢は推定500年、昭和48年8月に新城市の天然記念物に指定されました。
半夏生(はんげしょう)の里 [里山・郷]
静岡県周智郡森町鍛冶島:森町(もりまち)北部に位置する鍛冶島地区には、
国内有数・県内では最大級の[半夏生]の自生地があり多くの人が訪れます。
集落から群生地に続く[半夏生の小径(こみち)]は、住民有志の方々が整備し
遊歩道からの美しい里山の原風景を楽しみながら散策することが出来ます。
半夏生は水辺に生育するドクダミ科に属する多年草で、暦の上で夏至から
11日目頃に白い小さな花を咲かせると共に頭上部の葉が白く変色します。
半夏生と言われる説は色々有るようですが、この時期に上部の葉2~3枚が
半分白くなりお化粧(半化粧)したように見えることから言われたとか・・・?
歴史の里 田峯 [里山・郷]
愛知県北設楽郡設楽町田峯: 段戸連峰を間近に控え茶畑に囲まれた桃源郷を
連想する田峯地区、寒挟川を見下ろす標高387mの独立丘陵にある田峯城址。
文明2年(1470)に菅沼定信により築城、その後一族の悲しい内乱により
天正11年(1583)に、城主菅沼定次が飯田郡代となり移住後廃城となる。
※田峰城の遺構は残っていたが資料が少なく他の中世城郭を参考に復元された。
[田峯観音]は、三河三観音のひとつと呼ばれる曹洞宗系統の単立寺院で
谷高山 高勝寺といい、毎年2月中旬の大祭で国の重要無形民族文化財の
田峯田楽祭が行われ、田峯観音奉納歌舞伎で熱演が繰り広げられる。
水車の郷くんま [里山・郷]
静岡県浜松市天竜区熊:静岡県内で2番めに道の駅として登録された[くんま水車の里]、
当地の区名である[熊]を、現地の人々は親しみを込めて[くんま]と呼んでいる。
周辺の山々は天龍美林と呼ばれる銘木の産出地で、鷹ノ巣山を源流とする阿多古川は、
清流で知られた有名な川遊びの人気スポット、[平成の水百選]にも選定されています。
熊から10分程細く曲がりくねった急勾配の林道を登ると、標高667mの
神明山中腹に、江戸時代に築かれたといわれる[大栗安の棚田]に出ます。
山並みに調和した美しい石垣の風景は、日本の棚田百選に選定されています。
てんぽうの里・半夏生 [里山・郷]
静岡県周智郡森町鍛冶島: 森町(もりまち)北部の静かな山間に、県下最大級の
[半夏生(はんげしょう)]の群生地があり、この時期に丁度見頃となりました。
暦の上で夏至から11日目から5日間を半夏生といい、この頃に花を咲かせ葉が白く
変色する事がその名の由来で、田植えは半夏生までに終わらせる目安とされました。
豊かな森林に囲まれた里山は、かつて良質の砂鉄が採れたため鍛冶師が
移り住んだといわれ、現在まで[鍛冶島]という地名が残っています。
一時は荒れていた自生地や山道を、地元の保存会の方々が歩きやすい
遊歩道に整備し、美しい自然を保存し温かく訪問者を迎えてくれます。
黒地の柿の木 [里山・郷]
愛知県下伊那郡根羽村: 茶臼山を源として太平洋に注ぐ矢作川の源流近く、
イワツツジの美しい小戸名(おどな)渓谷は、紅葉の名所としても有名です。
長野県と愛知県の県境付近にある黒地地区に樹齢が約150年と言われる
柿の古木があり、写真愛好家の撮影スポットとして知られています。
この柿は老木の為かどうか定かでは有りませんが、一年おきに結実します。
あいにく今年は裏作の為、実は全く付いていませんが根元の苔むした小屋と
絶妙に調和し、周囲に溶け込み得も言われぬ風情を醸し出しています。
※この場所は私有地の為、撮影はくれぐれもご注意を!
四谷の棚田 [里山・郷]
愛知県新城市四谷: 鞍掛山(標高883m)中腹からの湧き水を利用し、
棚田を取り囲む大代・大林・身平橋・田の口の4集落20数戸の方々が、
綺麗に積まれた石垣の棚田400枚余りを耕作し秋の実りを迎えます。
古くは700年前の鎌倉時代から作られたいたと言われ、昭和46年までは
1296枚あった棚田、先人達が残した偉大な財産を絶やす事なく、千枚田の
保存活動を通じ地域の活性化を図っています。 [日本の棚田百選にも選定]
ワサビ発祥の地 [里山・郷]
静岡県静岡市葵区有東木: 静岡県北部、安倍川上流の標高500m~600m
にある戸数約70戸の集落[有東木(うとうぎ)]は、山葵田と茶畑に囲まれた
心安らぐ里で、平成24年に[ふじのくに美しく品格のある邑]に登録されまた。
昔この地に逃れてきた落ち武者が、大きな洞に住み着いたことから[ウトロ木]→
[ウトウ木]と言われ、それが[有東木]になったと伝えられているとか?・・・・
日本山葵は最初は有東木で作られ、その後気候の似通った伊豆の天城や
安曇野に伝えられたと言われています。
集落の歴史よりも古い、推定樹齢750年の貴重な天然大杉10本と
春と秋に神楽が奉納される[白髪神社]が集落を見守っています。
百古里(すがり) [里山・郷]
静岡県浜松市天竜区横川: 浜松市街から車で約1時間、北遠の小高い山々に囲まれ
土の香り漂う里山集落[百古里(すがり)]、何と心地よい響きの集落名でしょう。
幼年時代の記憶を甦えさせつつ、長閑な山里の春を満喫しのんびりと散策です。
武速神社の将軍杉は樹齢1200年、将軍坂上田村麻呂にまつわる伝説
もある?、特別天然記念物に指定されている巨木です。
梅の里 川売(かおれ) [里山・郷]
愛知県新城市海老: 霧が立ち、澄んだ水の流れる山間の傾斜地で、15戸の
農家が7品種1500本の小梅や南高・玉英梅等の食用加工の梅を栽培しています。
[にほんの里100選]にも選ばれた集落は、[梅花祭り]が開催されており
農産物の直売所も設けられ、大勢の見物客やカメラマンで賑わっています。
観光梅園とは一味異なり、個々の畑に咲く梅の花もどこか優しくて
穏やかな里山の風景に溶け込み、日本の原風景を今も残しています。
今や昔・・・・ [里山・郷]
愛知県岡崎市千万町(ぜまんぢょう)町竹下: 6年振りに通りかかった千万町、
平成15年にオープンした山村と都市の交流体験施設[岡崎市千万町茅葺き屋敷]。
なんと、平成26年に営業終了、筑後300年と言われた古民家が無残な姿に・・・
以前訪れた夏の日には、多くの家族連れで賑わっていて居心地の良さについつい長居、
慌てて浜松までの長い帰路についたのが、昨日の出来事のように蘇り唖然となりました。
今は、[私有地に付き立ち入り禁止]の看板があり敷地外からの撮影ですが実に残念。
四季折々の美しい山里千万町、また一つ田舎の風景が消えようとしている・・・・
木曽川源流の里 [里山・郷]
長野県木曽郡木祖村: 木曽川の源流は、長野県木祖村・朝日村・松本市の
境に聳える鉢盛山(標高2446m)を源とし、長野県から岐阜県・愛知県・
三重県を経て伊勢湾に注ぐ延長229kmの一級河川です。
木祖村は木曽川最上流の村で、緑深い山々に囲まれた標高942m辺りに位置し
高原野菜の栽培や、清流の恩恵に与る日本酒造りが盛んな静かで美しい村です。
小木曽地区にある[田ノ上観音堂]の創建は不明ですが、現在の観音堂は
安永5年(1776)に再建された、茅葺き屋根の寄棟妻入り造りで
木祖村指定の有形文化財とされ、境内にある樹齢約700~750年の
しだれ桜の古朴は、木祖村指定の天然記念物に指定されています。
秋色の棚田 [里山・郷]
愛知県新城市四谷: 鞍掛山(標高883m)の中腹から枯れることのない
湧き出る水を利用し、その斜面に鞍掛山の転石や山崩れで流出した石を
積んで構築された棚田は、周囲に溶け込み素晴らしい景観を形成しています。
昭和46年頃までは、1300枚ちかくあった棚田も減反政策や高齢化の為に
400枚少々に減少してしまいましたが、古くは700年前(鎌倉時代)から
耕作されてきたとされる棚田を地域の宝として残そうと今も尽力されています。
刈り取った稲を天日で干す為の稲架は、大型機械の入れない棚田では木材や
竹等でしたが現在は建築用の足場材などを使用し、電動工具で組み立てています。
森林体験交流センター [里山・郷]
愛知県北設楽郡東栄町御園:国道151号線を飯田方面に北上、東栄町役場
近くから右折し県道74動線を阿南町方面へ、杉木立の細い道を只々登ると
谷間の遥か向こうに小さなドームを被った建物が視界に入ってきます。
標高650mの高地にある[スターフォレスト御園]は、周囲に光源が無く
全国屈指のスターウォッチングポイントとして天体観測が行える施設です。
6.5mドームの天文台には、メイン60cmの反射望遠鏡が設置されており
宿泊者を対象に専門家による天望会が開催されています。
施設内にはバーベキュー設備やバンガローも有り宿泊可能です。
[スターフォレスト御園]より東栄町へ少し戻ると、この地で代々お茶屋さんを
営んできた農家が営業する、食通には知られた[そば処 茶禅一]が有ります。
私は初めてでしたが開店時間は午前11時から午後2時迄、店の周辺に興味があり
予約を取り周囲を散策・・・・・
天然の湧き水を使用し、全て自家製の本格手打ち蕎麦、極めて美味でした。
鬼無里(きなさ) [里山・郷]
長野県長野市鬼無里(きなさ)[旧長野県上水内郡鬼無里村]、先月白馬から
戸隠に向かう途中に通過した風変わりな地名の山村は、あちらこちらで京都と
似通った地名が多く目につく、古い歴史を感じる山里でした。
上水内郡の西端、周囲を山々に囲まれた犀川支流の裾花川沿いに広がる平地や
斜面に家屋が建ち、集落そして村を形成し日本の原風景を今も残しています。
新緑の大鹿村 [里山・郷]
長野県下伊那郡の北部に位置する大鹿村は、南アルプスと伊那山地に挟まれ、
標高3120mの名山[赤石岳]が望める美しい山村です。
南北に中央構造線が通り、南端の[地蔵峠]と北端の[分杭(ぶんくい)峠]が
村内の幹線である国道152号線の難所として立ちはだかっています。
茨城県から熊本県まで日本列島を東西に走る大断層の[中央構造線]が、
[博物館岩石園]と[ろくべい館]の中央を通り、その博物館には、
大鹿村の河川から集めた石や、日本列島形成の岩石が展示されています。
中央構造線が縦貫する分杭峠は、伊那市長谷と大鹿村の境に位置し古くから秋葉神社へ
至る秋葉街道の峠です。またゼロ磁場であることから日本の3大パワースポットの1つです。
春 うらら [里山・郷]
静岡県浜松市天竜区横川、自然豊かな北遠の山里[百古里(すがり)]、
小高い山々に囲まれた集落内を、清流百古里川が流れ静かで長閑な山里です。
明治初期の古民家で営業中の手打ち蕎麦屋さん[百古里庵]
静岡県下で最大級の杉の巨木[将軍杉]は、推定樹齢1000年以上といわれ、
征夷大将軍[坂上田村麻呂]にまつわる伝説があるそうな・・・・
北遠の町 水窪(みさくぼ) [里山・郷]
静岡県浜松市天竜区水窪町は、静岡県西部の北遠に位置する山深い町で、
古来より遠州と信州を結ぶ[塩の道(秋葉街道)]が通じていた為 に多くの
旅人が往来し、宿場町としての風情が今もどことなく残っています。
水窪川に沿って国道152号線が併設されており、北遠から伊那地方へ
通り抜けることが出来ますが、中央構造線付近の軟弱な地盤のために
[青崩峠]で分断されており、車両での通行は不可能です。
その峠下方に、法行行脚の途中不幸にもこの地で足を痛めた[北条時頼]
の脚を数日にわたって治療し全快したことから、後に村民に命じ祠を
奉ったのが今の[足神神社]で、パワースポットとして各地から多数の
参拝者が訪れています。 (私もその中の一人です)
久保宅は、今からおよそ120年以上前の江戸時代に造られたと伝えられる農家で、
水窪町地双区の根村にあったものを、昭和63年にここに移築したものです。
家の間取りは一般的な農家で見られる田の字型ではなく、高地斜面集落の
特徴をした並列型で、部屋が横に並んで造られています。
川売(かおれ) 梅の里 [里山・郷]
愛知県新城市海老川売(かおれ)、8戸の農家が南高梅を始め7品種1500本以上の
梅を山間の傾斜地に植え、全てを実生梅として栽培し収穫しています。
訪れたのが少し早くて、桃源郷(梅源郷)とはいえませんでしたが、綺麗に
整備された梅園と、五平餅に堪能し素晴らしい一時を過ごしました。
日本の里100選 に選ばれている川売梅の里の、石垣の段段畑にしっかりと
根を張った古木梅の放つ甘い香りに、心身ともに癒やされました。
旧石神尋常小学校 [里山・郷]
静岡県浜松市天竜区石神、昭和2年(1927年)に建設され、昭和44年(1969年)に
廃校となった[旧石神尋常小学校]は、木造2階建ての校舎で水平方向に板を張った
下見板張り(したみいたばり)で、外壁にはガラス窓を設け瓦葺きの立派な造りです。
現在は[天竜ウッドワーク]が借用し、家具工場として利用し学童机等を生産しています。
[平成の名水百選]にも選ばれた天竜川の支流[阿多古川]が流れる石神地区、
豊かな緑と清流に癒され、心が安らぐ山里です。
奥三河・黄柳野(つげの) [里山・郷]
新城市黄柳野(つげの)は、静岡県との堺に位置する自然豊かな奥三河の丘陵地帯にあり、日本の
原風景が広がる山里、国指定天然記念物の[黄柳(つげ)]の自生地として知れれています。
黄柳川沿いの低い石垣の上に、姿の美しい樹冠を形成している[榧の木]は、愛知県の調査によると
全国で4番目の枯木で、幹周5.6m・樹高13.6m・推定樹齢500年とされ
嘉永6年(1853年)に法正寺から所有が移転されるさいに、『古木である為伐採してはならない』
という古文書が所有者宅に伝えられているそうです。
室生の郷 [里山・郷]
奈良盆地の東方、三重県境付近を流れる宇陀川の支流室生川沿い、室生寺の門前町
として発展した[室生]、村一帯にゆったりした時が流れ、落ち着いた風情が漂っています。
[室生寺]は奈良県宇陀市に所在し、天武10年(681年)役小角(えんのおずぬ)の
開創と伝えられている真言宗室生寺派の本山で、女人禁制の高野山に対し女性の
参詣が許されていた事から[女人高野]とも称せられています。
※通りかかった時間が早朝のため、開門前で見学できませんでしたm(__)m
初秋の飛鳥路 [里山・郷]
奈良県高市郡明日香村の[稲渕の棚田]は、室町時代から耕作が始まったと伝えれれている
歴史ある棚田ですが、減反政策の影響や後継者不足が原因で、農家数は昭和47年当時の
3分の1、耕地面積も半分に減少しました。荒廃する棚田に危機感を持った集落の人々は、
1995年に[棚田オーナー制度]をスタートさせ、20年来都市住民と地元農家が
一体となり保守、維持管理し[日本の棚田百選]に選定される程になりました。
1996年に棚田オーナーと地元農家で製作したのが始まりの[ジャンボ案山子]は述べ17体、
オーナー制度20週年の今年のテーマは、田んぼで働く人の逞しさを表現したそうです。
今なお古代が息づく村 [明日香]、そこに有るのはゆっくり流れる時間だけ・・・・・・
実りの秋 [里山・郷]
静岡県浜松市北部の天竜区、標高650mの[神明山]山中にある大栗安(おおぐりやす)の棚田は、
[日本の棚田100選][静岡県棚田等10選]に選定されている美しい棚田、いま実りの秋を迎えました。
標高450mあたりの森林と融合した、棚田と茶畑の美しい景観の山里は、
黄金色の頭を垂れた稲穂とともに、一足早く秋の訪れを迎えていました。
手造り・里山公園 [里山・郷]
静岡県磐田市敷地、数年前に一部の土地所有者が亡くなり、親族が遠方の為に
管理が困難になった放置山林を、市内在住の数人が[敷地里山を守る会]を発足。
約900㎡の荒れ地を無償で借受けて整備し、ボランティア活動でハナモモや
菖蒲等の花木を植栽し管理、一般に無料開放しています。
長閑な里山の向こう側は、既に工業団地の造成が進行中・・・・・・
勝坂(かつさか)神楽の里と周辺 [里山・郷]
静岡県天竜区春野町、清流気田川(けたがわ)の山深い山間部の集落[勝坂(かつさか)]。
400年余りの歴史が有る、浜松市指定無形民族文化財の[勝坂神楽]で知られています。
高さ約2m、長さ約3mの日本一大きな瓦製の獅子舞が圧巻です。
この地区のシンボル[勝坂小学校]は、昭和31年に完成し12年後の昭和43年に廃校となった
木造校舎で、現在は一際目を引くピンクに塗装され地区の公民館として姿を残しています。
勝坂地区を過ぎ明神峡からさらに奥、標高1107mの山住峠に、和銅2年(709年)に
伊予国大三島(愛媛県)の大山祗神社より分霊祀られたとされる
お犬様信仰で知られる[山住神社]が鎮座しています。