渋川つつじ公園 [公園]
静岡県浜松市北区引佐町渋川: 三河・三重と渋川地域だけにみられる、
蛇紋岩地帯の岩が露出し痩せた土地で、まばらに生えたアカマツの中に
樹高2~6m、約4000本の[渋川ツツジ]が自生する高台の公園では、
5月中旬から6月上旬(例年)頃まで鮮やかな紅紫色の花を咲かせます。
静岡県の天然記念物に指定されている[渋川ツツジ]は、大きな菱形の葉
3枚が輪生し、鮮やかな花も同じところに3花づつ行儀よく咲いています。
ワサビ発祥の地 [里山・郷]
静岡県静岡市葵区有東木: 静岡県北部、安倍川上流の標高500m~600m
にある戸数約70戸の集落[有東木(うとうぎ)]は、山葵田と茶畑に囲まれた
心安らぐ里で、平成24年に[ふじのくに美しく品格のある邑]に登録されまた。
昔この地に逃れてきた落ち武者が、大きな洞に住み着いたことから[ウトロ木]→
[ウトウ木]と言われ、それが[有東木]になったと伝えられているとか?・・・・
日本山葵は最初は有東木で作られ、その後気候の似通った伊豆の天城や
安曇野に伝えられたと言われています。
集落の歴史よりも古い、推定樹齢750年の貴重な天然大杉10本と
春と秋に神楽が奉納される[白髪神社]が集落を見守っています。
新緑の井川 [渓谷]
静岡県葵区井川: 大井川上流に位置し赤石山脈南端に点在する山村で、
急崚な山が多いこともあり、水力発電を目的とした電力会社管理ダムと、
治山治水を目的とした多目的ダムがあり、多くのダムマニアが訪れます。
平成26年6月に南アルプスや井川地域の豊かな自然環境とその自然を守り、
共生してきた地域の歴史と文化が世界に認められ、国連教育科学文化機関に
ユネスコエコパーク登録が決定、遊歩道も整備されウォーキングを楽しめます。
井川駅から少し歩いた処の井川ダム沿いに、井川ダム建設当時の資材搬入駅へ
続く廃線路部分が、線路を残したまま整備され遊歩道として線路上を歩けます。
大井川鐵道が運行する井川線(南アルプスあぷとライン)は、千頭駅から
井川駅間の25.5kmを結ぶ峡谷を走るトロッコ電車で、アプト式の
電気機関車と連結し、日本一の急勾配を上り下りし渓谷を走行します。